妊婦の食事では、絶対に食べていけないもの等の制限はありませんが、注意が必要な食品はいくつかあります。
まず、カフェインの取り過ぎは、妊婦には良くありませんから、気をつけてください。
カフェインは、血管を収縮させるため、赤ちゃんへの酸素や栄養の供給に悪影響を及ぼすことがあります。
コーヒーや紅茶が好きな方は、1日1杯程度に留め、さらに飲みたい時は、ノンカフェインのものを利用するようにしましょう。
できることなら、野菜ジュースなどを飲むようにすれば、緑黄色野菜から、妊婦に良い葉酸や鉄分が補給できてベターです。
次に、卵や牛乳などのアレルゲンとなる食品も、妊婦が過剰に摂取することは避けたいものです。
毎日、あまりにも多量の卵や牛乳などを中心にした食事を取り続けると、赤ちゃんがアレルギー体質になってしまう可能性が高まります。
ですから、妊婦が食事のメニューを考える時は、朝に卵レシピの食事にしたら、昼夜は、卵を使わない料理にするなどのバランスが大切でしょう。
そして、水銀の蓄積が多いと言われるメカジキやキンメダイなどの魚類も、週に2回程度に留めた方が無難です。
妊婦の水銀摂取量が、子供に与える影響について研究したデータが、以前、アメリカで報告されました。
そのデータによると、妊婦の食事から摂取した水銀量が多ければ多いほど、子供の発育や認知能力が低下する傾向があったそうです。
これを否定する研究報告もあり、一概には結論付けられないようですが、やはり、妊婦は水銀摂取量を多くする魚類には、注意した方が良さそうですね。
替わりに、エイコサペンタエン酸やドコサヘキサエン酸が多く、水銀が少ないビンナガマグロの缶詰やイワシなどを食事に取り入れましょう。
妊婦の食事では、食べ過ぎないことにも注意が必要です。
良く言われる「赤ちゃんとふたり分」の食事は、カロリーや塩分の過剰摂取につながり、妊娠中毒症の原因となることもあります。
毎日、正しい食事で、体重管理をきちんと行うように心がけましょう。
以上の点に注意しながら、ビタミンB群やヨウ素を、積極的に補給することも、妊婦の食事には大事です。
ビタミンB群の欠乏は、疲労や肥満の原因になりますから、レバーや豚肉、納豆等を食べるようにしましょう。
海藻や魚介類に含まれるヨウ素は、たんぱく質や脂肪の代謝を高める効果があります。