逆流性食道炎の症状として、一番多く見られるのは、胸がチリチリ焼けるような、前胸部灼熱感と呼ばれる「胸やけ」です。
時には、みぞおちや喉が焼けるような、胸焼けの症状が現われることもあるようです。
また、胃液や胃の内容物が、食道や喉、口内へ逆流する感じや、口内が酸っぱくなるような感覚を覚える方もいるそうです。
逆流性食道炎の治療法は、対症療法としての薬物療法ですが、食事療法で、症状を緩和するように努めることが大切です。
逆流性食道炎の方が、食事で気をつけたいことは、脂肪類、甘味類、柑橘類、刺激物などの摂取です。
脂身の多い肉類や、チョコレートなどの甘いもの、レモンやみかんなどの果物、コーヒーや紅茶などのカフェインは、控えるようにしましょう。
唐辛子やタバスコなどの香辛料、アルコールなど、胃を刺激するものも、逆流性食道炎の方の食事には良くありません。
つまり、胃酸の分泌を高めたり、食べた物が胃の中に停滞する時間が長引くような食事は、避けなければならないのです。
さらに、食べ過ぎも、胃酸の過剰分泌や胃の内圧を上げる原因となってしまいますから、腹八分目を心がけることが大事です。
そして、胃酸が逆流しないように、食事の後1〜2時間は、横にならないようにしましょう。
特に、夜は、あっさりとした献立の食事を、早めの時間帯に、適量食べることが肝心です。
食事は、時間をかけて、ゆっくりと噛みながら食べることも、逆流性食道炎の方の食事療法のひとつです。
逆流性食道炎の症状を感じたら、野菜中心の食事に切り替えてみてはいかがでしょうか。
ポトフや鍋物などは、野菜がたっぷりと食べられて、お薦めのメニューです。
ただし、水分を飲み過ぎると、逆流しやすくなりますから、スープや汁分の摂取量には気をつけてください。
ご飯は、白米よりも玄米ご飯の方が、逆流性食道炎の方には理想的です。
玄米を3〜4割の割合で白米に混ぜて炊くなど、工夫してみてください。
以前、美智子皇后が逆流性食道炎と報道されましたが、着物の帯の締め付けで発症することもあるそうです。
ストレスや不規則な生活などが原因となることもあるようですから、食事と共に、他の生活習慣も見直したいですね。