胃腸炎で下痢をしている時は、食事を一切取らないで、絶食すると早く治ると言われます。
ただし、絶食すると、体重が落ち、当然、体力も低下してしまいます。
りんごのすりおろしやジュースは、胃腸に負担をかけないので、絶食中でも、少量ずつ飲めば、体重が一気に減少するのを食い止められるようです。
絶食して、下痢が落ち着いても、胃腸炎の後に、急激に普通の食事に戻すのは危険です。
植物性たんぱく質が豊富な豆腐を、食事の度に食べると、胃腸炎で傷ついた消化器官を早めに回復する効果があります。
また、生姜は、胃腸の働きを促進し、食欲を増進する食品です。
胃腸炎の治りがけの時は、お粥と、味噌汁、おろし生姜を添えた湯豆腐が、お薦めの食事メニューです。
回復後は、胃腸炎の再発を予防するための食事を心がけるようにしましょう。
胃や腸を整えるためには、消化吸収の良い食事を取ることと、胃酸の分泌を調整することが肝心です。
胃壁に膜を作り、胃粘膜を保護する温かい牛乳や、胃粘膜を修復するほうれん草を、積極的に食事に取り入れましょう。
急性胃腸炎は、感染性と非感染性に大別されます。
感染性の急性胃腸炎は、食べ物からウイルスや細菌などに感染して、下痢などの症状が現われます。
非感染性の急性胃腸炎には、食物アレルギーによる腸炎や虚血性腸炎などがあります。
虚血性腸炎は、一時的に悪くなった腸の血流が原因で、腸粘膜に出血性の炎症が起きるものです。
高血圧や便秘の方が罹る場合が多く、腹痛や下痢、血便などの症状が出ます。
急性胃腸炎の時は、下痢や嘔吐によって、身体が有害なものを排除しようとしています。
ですから、症状を無理矢理食い止めるのは、逆効果です。
また、症状が治まる前に、食事を再開するのも良くありません。
症状が治まるまで、胃腸に負担のかからない電解質液だけを取るのが、早く回復する最良の方法です。
水に、150〜200mlの100%果汁を加え、全体で1リットルとなる溶液に、砂糖40g と塩5gを溶かせば、電解質液が出来上がります。
急性胃腸炎の症状が落ち着くまでは、電解質液かポカリスエットなどの市販のイオン飲料水で、脱水症状を防いでください。
下痢や嘔吐が止まったら、1日5〜6回ぐらいにの回数で食事を取り、消化が良くて栄養価の高いものを、少しずつ食べるようにします。
煮る、蒸す、焼くなど、加熱して、食材を柔らかくするレシピの工夫が大切です。
油脂類は、下痢の原因になることあありますので、当分の間は控えるようにしましょう。
人参が、トロトロととろけるくらいにまで煮込んだ後、軽く塩味を付けてスープにすると、下痢に効く食事療法になるそうです。