内臓脂肪型肥満は,高脂血症や糖尿病、高血圧症などの生活習慣病と、深い関係があると考えられています。
ここ数年、頻繁に聞かれるようになったメタボリックシンドロームは、内臓脂肪症候群のことです。
内臓脂肪型肥満に、高血糖、高血圧、脂質異常のどれか2つ以上の症状を持つのが、メタボリックシンドロームの特徴です。
それぞれの症状を併発すると、動脈硬化の発症リスクが、非常に高くなりますので、食事療法などで生活習慣を正すことが重要です。
では、2007年度版の「動脈硬化性疾患予防ガイドライン」で、「脂質異常症」と改定された「高脂血症」の食事療法を考えてみましょう。
冠動脈疾患の発症が高くなる、悪玉コレステロールのLDL-C値が高いのが、高脂血症(脂質異常症)と呼ばれる病気です。
高脂血症(脂質異常症)の食事療法では、食物繊維を多く摂取して、コレステロールを血液中から減少させることが大切です。
食物繊維は、コレステロールを減少させると共に、肥満防止にも効果がありますから、高脂血症(脂質異常症)の食事療法には不可欠です。
食物繊維を多く含む食品は、雑穀や豆類、いも類、根菜類、海草類、きのこ類、果物などです。
ビタミンやミネラルが豊富な海草類、きのこ類は、高脂血症(脂質異常症)の食事療法に、積極的に取り入れたい食品です。
寒天を使ったレシピは、食事療法中のおやつやデザートにお薦めです。
粉末の寒天なら、温かい飲み物に溶かしたり、少量を味噌汁などに加えることもできますから、食事療法では利用価値が高い食品です。
野菜は、シチューやスープ、煮物にすると、種類も量もたくさん食べることができますので、メニューを工夫しましょう。
果物には、果糖が多いため、食べ過ぎは禁物です。
また、コレステロール濃度を下げる不飽和脂肪酸を多く含む食品を増やすことも、高脂血症(脂質異常症)の食事療法のポイントです。
以前、NHKの「ためしてガッテン」で、「血液サラサラ効果」の食材が紹介されていました。
マグロやサバ、イワシなどは、不飽和脂肪酸を多く含み、血液をサラサラにする効果があるそうです。
高脂血症(脂質異常症)の食事療法では、脂質の摂取量を減らし、アルコールや甘いものを控えることにも努めましょう。
そして、脂肪を体内に蓄積しないように、間食や夜食を止めて、1日3食、規則正しく食べることを実行してください。