以前、「たけしの本当は怖い家庭の医学」で、フリーアナウンサーの徳光和夫さんの症例を取り上げていました。
コレステロールを下げるための食事が、いかに重要かを知るための手がかりとなりますので、ご紹介しましょう。
60歳の還暦を迎えた頃の徳光さんは、週に6本のレギュラー番組を抱え、超多忙な毎日を送っていたそうです。
睡眠不足、1日に100本以上のタバコ、そして、魚の肝や魚卵など脂っこいものが好物の美食家。
そんな徳光さんを襲ったのが、急性心筋梗塞でした。
緊急手術の時は、心臓の約4割に血が通っていない、とても危険な状態だったそうです。
徳光さんの心筋梗塞の最大の原因は、コレステロールが高い食事にあったようです。
そして、生活習慣の喫煙で傷ついた血管壁に、血中のコレステロールが侵入して、不安定プラークを作ってしまったようです。
疲労やストレスで血圧が上がり、勢いが強くなった血流が、コレステロールの塊である不安定プラークを破裂させ、心筋梗塞を起こしたと考えられます。
徳光さんの例のように、コレステロールが高い食事を取り続けると、心筋梗塞を招くリスクが大きくなります。
毎日の食事の献立を考える時には、中年以降では特に、コレステロールを下げることを意識するに越したことはないでしょう。
コレステロールを下げると言っても、高コレステロール血症の人と、低HDLコレステロール血症の人の食事では、その対策が違います。
ですから、コレステロールを下げるためには、基本的な食事療法と病態別の食事療法を実行することが大切です。
健康診断で、コレステロールを下げる必要があると指摘されたら、医師や管理栄養士から、きちんと食事の指導を受けるようにしましょう。
コレステロール値を下げると言われているビタミンCには、動脈硬化の原因となる過酸化脂質の生産を抑制する働きがあります。
ですから、ビタミンCが豊富なフルーツや、緑黄色野菜を積極的にレシピに加えたいものです。
柿やキーウィ、苺、オレンジ、小松菜、ブロッコリー、ほうれん草の他、カボチャやさつまいも等が、お薦めの食材です。
また、厚生省では、「1日30品目」の食品を摂取することを奨励しています。
栄養的な特徴から区分された6つの食品群から、バランスよく30品目をレシピに取り入れる工夫をしましょう。
欧米化した食生活を見直す意味でも、コレステロール値を下げる食事の役割は、今後ますます重要視されていくかもしれませんね。